昨晩未明、


御近所弁天通名物オヤジの一人、


「杜虫然」さんが亡くなりました。


生前の師は剃髪、口髭、丸眼鏡、和装がトレードマーク。


遠くからでも一目瞭然の粋な風貌で、

昨年半ばから弁天に自身の木彫細密画 ギャラリーに加え、

伴侶である華然さんの霊視 も話題な喫茶店「ふくろう」 のオーナー。


霊視と共に

のどを病み微かな声色の師が繰り広げる虫然ワールド の数々は

一躍弁天の名物となり、師の存在は僕らの生活の一部 となったのです。


今秋にはモントリオールビエンナーレへの出展を控え、

我がヤーマンズシャッター に絵を描いてもらっていた最中の訃報でした。


「人間誰しも死ぬものだから。」


と解ったつもりで笑ってみても

なかなかどうして腑に落ちるものではありません。


皆で駆けつけた病室の光景はまさに師の作品


「新釈迦涅槃曼荼羅」


そのものでした。



きっとしばらく逢えませんが、ご冥福を祈りつつ


来世か?生まれ変わりに期待して、


楽しく彼を送ってあげたいと想います。